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掲載日時:(10/02/01 14:40:09)
カテゴリ: 今月のことば
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書:本多 典代
文:佐藤 淳孝


「煩悩(ぼんのう)を薪(たきぎ)と為(な)し智慧(ちえ)を火(ひ)と為(な)す、
是(こ)の因縁(いんねん)を以(も)って涅槃(ねはん)の食(じき)を成(な)す」
   
『涅槃経(ねはんぎょう)』


 或る時ブッダは、乳児を育てていた女性に、例えば子供が自分で歩くようになれば、食べ物も乳類ばかりでなく、消化しにくいものでも食べられるように、弟子達も今は消化しやすい苦や無常に触れているが、能力を得て教えを深く修習出来れば「六種の味」を学ぶであろう、と言われた。六種とは、世間にある苦・無我・無常の真理と覚りの世界で得られる楽・我・常の真理であり、味で言うなら苦はすっぱく、無我はにがく、無常は塩辛く、楽は甘く、我は辛く、常は淡白な味である。楽な自分が世間でいつまでも続くという「煩悩を薪として、智慧の火をつけて涅槃の覚りという食物を作る」ならば、覚者は本当の常・楽・我の真理を得てそれぞれをおいしく味わえよう。「仏法に我(が)ありとは、すなわち、これ仏性(ぶっしょう)である」。世間でいう我(が)とは、我欲にとらわれた迷いの我である。このような我見を破るためには、先ず無我が説かれる。

 「いまだかつて聞いたことがないことを発見した。真理に対して眼が生じた。慧が生じた。智慧が生じた。明が生じた。光が現われた」。無常・無我・苦というこの世の三つの真理を知り尽くすことで、この世の生死を司る縁起の根源というべき《無明(むみょう)なる自然的エネルギー》の働きを抑える智慧が生じるのである。“生も死もない、この世でもあの世でもない境地”と、ブッダの根本の教えを今の日本で説き続けているスリランカのアルボムッレ・スマナサーラ長老は言う。「これが苦の終焉(しゅうえん)である」とブッダは言われる。苦しみに終りがあるのだ。

 「三種の病がある。一つには貪(とん《むさぼり》)、二つには瞋(じん《いかり》)、三つには癡(ち《おろか》)である」。貪欲(とんよく)、特に愛欲の妄執を断ち切るには、死体が腐乱していく絵画等を見つめていく「不浄観は、よく貪薬となり」、耐え忍び、慈悲の心を起こす「慈心観は、よく瞋薬となり」、諸事象が因果の法則によって生ずることを観じる「観因縁智(かんいんねんち)は、よく癡薬となる」。

 涅槃(インドの古語のサンスクリットでいうニルバーナ)は《風が吹く》という意味で、燃えている炎を吹き消した後の、爽やかな状態をも示すようになった。日常の喧騒(けんそう)を離れた安らぎや自由とでも言えようか。35歳で覚りを得たブッダは、御身体を持ちながらのことであるから、有余涅槃(うよねはん)に入られた。しかし、古代ギリシアのテオーリア(真理の観想)的態度やストア派のアパテイア(理性によってパッションをおさえた心の平静さ)という禁欲主義に孤立的に終始することなく、広く縁起の関係にある衆生(しゅじょう)のために、80歳で御身体も亡くなる無余涅槃(むよねはん)に入られるまで、痩せた病の身をおして慈悲心から仏法をお説きになった。人間ブッダの最後の言行を客観的に述べた原始経典『遊行経(ゆぎょうきょう)』に対し、紀元前後に成立した大乗経典の『涅槃経(ねはんぎょう)』では、クシナガラでブッダが亡くなるところから始まり、弟子達の様々な問いに答えるかたちで、仏の常住や衆生(しゅじょう)がことごとく仏性をもつことなど永遠や救いの信仰という要素が展開されていく。キリスト教でも、イエスの刑死が、神の業(わざ)や愛を示す復活や人々が神から離れて傲慢になったという罪への贖罪(しょくざい《あがない》)として信仰されていく。

 スマナサーラ長老はさらに言う。「マイナスしなくてはいけません。涅槃はマイナスです。苦しみを引くのです。それは決して消えません。ないことでの幸福ですから消えるはずがないのです」。まさに病気などは、ないことが幸福なのである。「生きる目的など何もありません。しかし、心のエネルギーは死んでも終わりにはなりません。…次にまた、生老病死で死にます。その繰り返しです。…ですから、あえて、強引に生きる目的をつくるのです。《この苦しみから脱出しようではないか》と」。原始経典に基づいたことばである。

 或る時、ブッダは遊行中、明かりの取れる火堂で弟子たちと一夜を過ごされた。「世尊(せそん・ブッダ)もまた火界三昧に入りて火焔(かえん)を放ちたまえり。…為に火堂は熾然(しねん)たるが如く火焔を出し光明(こうみょう)を放てり」。ガヤの山で弟子1000人と暮らされた時には、次のように言われた。「比丘(びく)たちよ、一切は熾然なり。…何を以てか熾然なりや。貪(とん)火、瞋(じん)火、癡(ち)火を以て熾然なり、生、老、病、死、愁、悲、苦、憂、悩を以て熾然なり、と我説く」。

 一切の現象が炎にたとえられ、物質も心も無常で変化し続ける。心の炎の燃料は貪・瞋・癡であり、「心自体にありますから消えません。とことん燃え続けます。輪廻(りんね)はそうしたことで成り立つのです」ともスマナサーラ長老は言う。炎を消すのが、真理を知り苦をなくす能力である智慧なのに、今月の標語では、智慧が炎にたとえられている。しかし、「神通ある世尊の焔火(えんか)は依然として多種の色彩を有せり、青、赤、茜、黄、水精色の多種の色彩有る焔火は、仏の身に現れたり」なのだから、ブッダの火即ち、智慧の炎でもよいのだ。乳児を育てている母親は、子の食に関する様々な経験をしているであろうから、煩悩をたいて料理し、食するという比喩は、巧みな対機説法と言えよう。一歳の子を病死させたコーサラ国のキサーゴータミーに、家族の誰もが死んでいない家から芥子(ケシ)の実をもらってくれば、生き返らせようと言われたブッダの言葉は、何歳のものでも死ぬという事実を、何軒も訪問した経験で母親に覚らせることになった。経典にあるこの「長老尼の詩」の話も、“神のもとに召される”式の慰めではなく、ブッダ特有の経験的な気づきの智慧を持たせることに基づく慈悲の現れなのである。


出典:『国訳大蔵経』8 国民文庫刊行会
 『南伝大蔵経』3、23 大正新脩大蔵経刊行会
田村芳郎 『人間性の発見・涅槃経』 筑摩書房
石田慶和 『涅槃経に聞く』 教育新潮社
アルボムッレ・スマナサーラ 『智慧は人生の羅針盤』 サンガ 


掲載日時:(10/01/28 14:40:40)
カテゴリ: 教室の様子
  平成22年1月20日、高校3年生エデュコース選択科目「ピアノ実技」の受講者によるピアノ実技公開テスト(卒業演奏)が行われました。ちょっぴり緊張気味だった生徒さんも、いざピアノの前に座ると、しっかりとしたタッチで演奏を始めました。2年間の集大成として、教則本から2曲弾きました。皆さんの演奏風景と感想文です。

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S子さん
いろんな歌も歌ったし、ピアノも最初より結構進むことが出来たので、良かったです。練習していっても、上手に弾けなかったこともあり、悔しい思いもありましたが、このことをバネにしてこれからも頑張りたいです。そしてバイエルを終了することが目標です。



A子さん
ピアノの授業を取って本当に良かったと思っています。ピアノを触るのが久し振りだったので心配だったけれど、バイエルの80まで進みました。家でピアノを弾く時間が増え、弾くのが楽しくなりました。短大に進むのでこれからもピアノを弾く機会が多いと思うので、先生方に教えて頂いたことがとても良かったと思っています。歌の授業も楽しく歌うことができました。日本歌曲を一曲歌いたかったです。2年間この選択科目を取って音楽がもっと好きになりました。これからも大好きと思います。

M子さん
2年間ピアノと歌のレッスンを受けました。ピアノは小学生まで習っていましたが、日常ピアノに触れることはありませんでした。レッスンを受けるようになってからは、練習時間が増えて、弾くことが楽しくなりました。このレッスンで得たものを他の分野でも生かしていきたいと思います。私は、中学の時まで合唱団に入っていたのでどんな曲でもとても楽しく取り組めたと思います。歌のレッスンを受けて今まで以上に歌に対しての気持ちが理解出来ました。コーラスコンクールの時もパートリーダーで中心的な立場で頑張りました。2年間ピアノと歌のレッスンを受けて本当に良かったと思っています。

C子さん
2年間「ピアノ実技」の授業を受けて、全く弾けなかったピアノが少しでも弾けるようになったことが、とても嬉しかったです。難しくて出来なくて厭になったこともあったけれど、その時は、たくさん教えてもらって、一杯練習して出来た時の達成感は本当に良いものでした。歌もいろんな歌が歌えて楽しかったです。これからも将来のためにピアノを続けていき、もっともっといろんな曲が弾けるようになるために、日々練習し、頑張っていきたいと思います。2年間たくさんの事を教えて頂きありがとうございました。

M子さん
2年間、ありがとうございました。ピアノは、練習が十分出来なくて怒られてばっかりでしたが、ピアノに触れる機会が与えられたのは、良かったと思います。これからもめげずに練習をして頑張っていきたいと思います。将来、職場でしっかりと弾けるようになってみせます。歌は、時々睡魔に襲われたこともありましたが、歌うことは楽しかったです。ありがとうございました。

Y子さん
2年間ありがとうございました。「ピアの実技」を選択してすごく良かったです。家では、なかなかピアノに触れることはなかったけど、授業のお陰でピアノに触れる時間が増えました。短大に進学してもピアノレッスンがあるので、この2年間で教えてもらったことを生かして頑張りたいです。


M子さん
ピアノは、全く弾けない状態から始めたので、今から思うとなかなか苦労したと思います。バイエルの初めは弾くことが困難だったので、自分でも成長したなあと思います。今でも手首とか音を切るところなど、注意をされることはあるけどちょっとでも弾けるようになって本当に良かったと思います。これからも自分で考えて練習していこうと思います。歌も最初の頃よりも、声が出やすくなりました。3年間ありがとうございました。

K子さん
2年3年生とピアノと歌のレッスンを受けてきて色々なことを学ぶことが出来ました。ピアノは、ツェルニーから始めたけれど、バイエルから始めた方がどれ程楽だったろうか・・・と考えることも多かったです。ある程度弾くことが出来る分、自分でプレッシャーをかけてしまうこともしばしば。でも今は楽しんで弾こうと思うようにしています。歌のレッスンも本格的で結構難しくも、楽しかったです。この授業を受けた全員で最後コーラスをしたかったな、と思いました。1年生の「音楽」、2・3年生の「ピアノ実技」と、本当に楽しかったです。大学では、音楽の勉強が中心になるので頑張ります。3年間ありがとうございました。

Y子さん
2年間、歌とピアノのレッスンを受けて、練習の時間がなかなか取れず、練習することや、レッスンを受けることが、しんどく感じることもありました。でも、私は、保育士になるので、歌うことやピアノを弾くことが必要になってくるので、将来のためには、大事な授業でした。これからも頑張ります。2年間お世話になりましてありがとうございました。

N子さん
この選択授業を受けて、辛いことや楽しくないこともありました。でも今は、この授業を受けて良かったと思っています。これから先、ピアノや歌に関わる仕事をするかどうかはわからないけれど、何か得るものはあったと思います。2年間ありがとうございました。



M子さん
2年間レッスンを受けて、逃げ出したいと思った時や、しんどいこともありました。でもここまでやってこられて良かったです。ピアノは、好きで楽しいのですが、先生には迷惑ばかりかけてしまいすみませんでした。指導して頂いた先生方、本当にありがとうございました。



テストも終わり、ワンポイントアドバイスを頂き、そのあと2年間ピアノ指導をして頂いた先生方と記念写真を撮りました。
先生 ありがとうございました。
辛い時や、苦しい時もありました。悔しい思いをした時もありました。でもそんな困難も乗り越えて皆さん方は今日まで立派にやってきました。どうぞ今の自分の力を信じて下さい。そして、さらなる未来に向かっておおきく、大きく羽ばたいてください。

一層の成長を期待しています!!― 音楽科 M ・ K ―









10/01/28:クラブ表彰

掲載日時:(10/01/28 11:57:00)
カテゴリ: クラブ・クラブ戦績・各種表彰
朝礼時、クラブの表彰が行われました。

<卓球部>
○近畿高等学校新人卓球大会 兼 全国高等学校選抜近畿ブロック予選
 12月24日〜26日 滋賀県立体育館・草津総合体育館

 学校対抗の部 第三位
  杉本さん、玉置さん、荒畑さん、米澤さん、浜畑さん
  岡本さん、小森さん、中川さん、西尾さん

 女子ダブルス
 第三位  浜畑・岡本 組
 第六位  荒畑・米澤 組

 女子シングルス
 第五位  小森さん

※全国高校選抜大会 近畿ブロック代表 出場決定
 3月24日〜28日 福島県郡山市


<空手道部>
○近畿高等学校空手道大会
1月23日〜24日 京都市武道センター

 団体形 第三位
  大西さん、上田さん、藤田さん、小川さん、村井さん、三好さん

 個人形
 準優勝 上田さん

 個人組手
 準優勝 片山さん
 第三位 上田さん、上山さん
 第五位 植山さん、上田さん

※以上の結果により、3月25日〜27日に宮城県仙台市で開催される全国高校空手道選抜大会に団体形、個人形(上田さん)、個人組手(上田さん、上山さん)が出場します。
尚、全国高校総体の結果により、推薦出場として、団体組手、個人組手(片山さん)が出場します。
掲載日時:(10/01/27 15:08:00)
カテゴリ: 学校行事
1月23日(土)放課後に和室にて、高校2年生・3年生のカルタ大会が行われました。
また高校1年生が1月26日(金)HRに知恩院にて、カルタ大会が行われました。

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以下大会結果です。

高校1年生
優勝:2組
準優勝:3組

高校2年生
優勝:4組 井上さん・櫻井さん
2位:2組 河西さん・服部さん
3位:5組 中畑さん・東中さん

高校3年生
優勝:3組 草西さん・平河さん
2位:2組 西山さん・藤木さん
3位:1組 宮崎さん・溝口さん

10/01/13:クラブ表彰

掲載日時:(10/01/13 09:14:15)
カテゴリ: クラブ・クラブ戦績・各種表彰
本日全校 朝礼時に硬式テニス部の表彰が行われました。

○平成21年度 第30回 京都招待テニス選手権大会

・会場:山城総合運動公園テニスコート
・会期:12月19日(土)〜20日(日)
・結果:個人の部 女子ダブルス3位:尾崎さん(2年)、飯尾さん(2年)
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